職員ブログ

自立支援センターまめの樹の職員ブログです。

自分には8つ違いの弟がいる。
この弟が、その道ではかなり有名な研究者で、特許もいくつか取っていて、頭がめちゃいいやつである。
子どもの頃は、いつも自分にべったりで、どこに行くのも一緒だったし、同じ物を食べてきた家族であるが、何故これほどまでに自分とは全く違う出来になったのか。。

自分←下品、アホ。
弟←紳士、天才。

本当に真逆すぎる。。

 

そんな弟が、某国立大学に受かり、田舎から上京してきた頃の話し。

弟は学生寮に住んでいたのだが、この寮はお風呂の利用可能時間が決まっており、バイトが夜遅くに終わる弟は、帰宅してもお風呂に入れなくて参るとよく言っていた。

兄貴らしいことをあまりやってこなかった自分なので、今さらではあったが、少しは弟の為に何とかしてやるかと思い、弟が通う大学の近くに引っ越しをした。

夜遅く帰宅する弟が、帰って来てゆっくりお風呂に入り、少しでも楽しい学生生活が送れるようにと思った。

「あんちゃん、本当にありがとっ!」
弟は喜び、毎晩のように自分のマンションに来て、お風呂に入り、遅い夕食を共にし、それから寮に戻るという生活をしていた。
泊まって行けばいいのに~と言っても、当時はワンルームマンションに住んでいたので、さすがに自分とずっと居るのは気まずいのか、必ず寮に帰っていた。

弟のバイトは、ケンタッキーフライドチキンの店員、夜間の店内清掃で、毎日のように、売れ残ったケンタッキーを自分に持ち帰ってきてくれた。

最初は嬉しかったのだが、さすがに毎日食べれる物ではなく…。とは言え、捨てるのも勿体ないので、ケンタッキーをほぐして、身と骨に分け、身は棒々鶏のようなサラダにしたり、食パンに挟んでサンドイッチにしたり。
骨は鍋でよ~く煮込み、鶏ガラにし、そのスープで雑炊やら、うどんを入れて食べたり。
弟のお陰で、ケンタッキーを使った料理のレパートリーが沢山あった。。
特に、ケンタッキーの鶏ガラ雑炊は半端なくうまかった。

よく弟に、「今日も雑炊がいい!作って!」と言われたものである。

 

そんな弟もあっという間に大学を卒業。
今は大手医療メーカーの研究員として働いている。
勤務先が三重県の研究所なので、今は法事の時くらいしか会えないし、連絡すらほとんど取ることもないが…。

駅前にはケンタッキーがそこらじゅうにあるし、クリスマスになると、ケンタッキーの店舗には長蛇の列。

自分はケンタッキーの前を通る度に、「弟は元気かなぁ、雑炊うまいんだよな~。。」と、いつも思うのである。

あ~~何かブログ書いてたら久々に食べたくなった。明日ケンタッキー買って雑炊作ろっ。

文章・T