先日、運転免許の更新に行った際に視力検査で指摘を受けた。
「今回はギリギリですね~。もう眼鏡かコンタクトを使用していただかないとダメかもですね。」
そんな歳かぁ。最近たしかに見えなくなってきたもんな~。
帰りにメガネ屋さんに寄った。
店員さんが、「本日はどのようなご用件で?メガネをお探しですか?」と声をかけて来てくれたが、すぐに購入するつもりでもなかったので、「ちょっと見に来ただけです~。」と言い、一人で店内を見ていた。
しばらくすると同じ店員さんが、「コンタクトレンズをお探しですか?」とまた声をかけてくる。。
「あ、大丈夫です~。」
もう店を出ようと思ったら、更にこの店員さんが、「こういった色のついたコンタクトもお勧めなんですよ。」と案内してきた。。
ピンクやブルーのコンタクトレンズ。いわゆるカラコンという物だ。
「お客様なら、このような色の物がとてもお似合いかと。」そう言って、綺麗な水色のコンタクトレンズを指す。
「ビー玉みたいに綺麗ですねぇ。」自分がそう伝えると、、
「きっとお似合いになりますよ。おつけになってみます~?」
「いやいや結構です。」
「初めてですか?痛くないですよ。少しだけ違和感がありますけど、すぐに慣れます。」と言いながら、商品を取り出そうとしている。
「本当に大丈夫ですから。」
そう伝えたが、更に店員さんは、一緒にこちらのようなカラーの物もいかがかと、パープルっぽい色の物も出そうとする。
「いやいや、本当に結構なので。」
てか、この店員さん。。
一体どういうつもりで、こんなおっさんにカラコンを勧めてくるのだ…?
自分がこんなカラコン入れたらキモイはっ!新宿二丁目で働く「そっち系の」人だと思われるはっ!
更に店員さんは、
「こちらの色ですと、薄暗い場所などでは…」と説明を始めてきた。
ん?まさかこの店員、自分が本当にそっち系の人間かと思ってるって言うんじゃ…。。
「店員さん。自分がこんなんつけたら、そっち系の方かと思われるじゃないですか~っ」と自爆してみた。
すると店員さんは、
「はっ!」とした表情を一瞬して、「そ、そんなことないですよ~。」と即座にカラコンを片付けようとする。
「図星かいっ!!」
見つめあった店員さんと自分の間に、妙な空気が…。
「か、帰りますね。。」
「あ、ありがとうございました。。」
…なんじゃ、この空気はっ!
本当に自分はそっちじゃないと、購入する時は改めて伝えようかと思ったり、わざわざまた伝えるのもおかしいか?と思ったり、そもそも次に行った時は自分のことなんか覚えてないだろうと思ったり…。
てか、なんでいちいちこんな「自分はそっちじゃない論」を展開しなくちゃいかんのじゃっ。
文章・T