職員ブログ

自立支援センターまめの樹の職員ブログです。

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懐かしのマニュアルミッション車

もはや国内の99%がオートマチック車(AT車)だそうですが、昔はかなりの割合でマニュアルミッション車(MT車)が走ってました。

以前は免許を取るときは
「どうせならミッションの免許でないと」
という人が多かったのです。

オートマの免許はオートマ車しか運転出来ませんが、ミッションの免許はミッションもオートマも運転出来るので"いざっ"て時の事を考えるとミッションの免許を持っていた方が安心でした。


さて、
AT車はアクセルを踏めばそれだけで走る。
踏んでさえいれば一速、二速…と勝手にギアが上がって行く訳です。
足元にはアクセルとブレーキの二つがあるだけ。


しかしMT車はブレーキ(真ん中)の左側にクラッチ、ブレーキの右側にアクセルがあり、つまり踏む所が三つあるわけです。

ブレーキから足を離してアクセルを踏むだけのAT車と違い、MT車の運転は…

①まずどこにもギアの入っていないニュートラルの状態でエンジンをかけ

②ブレーキとクラッチを踏み、一速にギアを入れ、クラッチの足を離しつつ右足はアクセルを踏み込んでスタート

③加速がついたらまた左足でクラッチを踏み込み、手動でギアを二速に入れ、クラッチの左足を離しつつ右足はアクセルを踏んで行く

④さらに加速がついたらまたクラッチを踏んで三速へ入れてアクセルを…
同じ様にして四速へ…と、この辺りで4~50キロ近くのスピードには乗っていったと思います。

スピードがついた状態から止まる時は逆の作業をしてエンジンブレーキを利用しながら減速していって止まるのです。

普通に走っているようでもこんな手の混んだ事をしていた訳です。


坂道発進などはもっと大変でした。


今は坂道の途中で停止しても出発する時はブレーキを踏んでいた足を離してアクセルを踏み込めば発進しますがMT車はそうはいかない。


坂の途中で停まるとまず「少し面倒臭い気分」になります(笑)

①ブレーキを踏んでクラッチを踏んでハンドブレーキを上げる。

クラッチを少しずつ離していくとエンジン音が変わる「半クラッチ」の状態になる。

③ブレーキを踏んでいる右足をアクセルに踏み換えて強めに踏み込む。

④と同時にハンドブレーキを降ろしてクラッチの足を離して行って発進。

…と、確か僕はこう習ってやっていたと思いましたがネットで見ると②と③が逆だったりするようです。

これは半クラッチの所でミスるとエンストを起こしてしまうのでかなり焦ります。

前のトラックが坂道発進をミスって"ガクッ" "ガクッ" と下がって来ると

「おいおい、このまま行くとぶつかるよ!」

と緊張が走ったものです。

しかし、18歳の女子高生も普通の主婦も全員がそれをやっていたのですから、今思うと凄い技術力でしたよね。
半クラ」なんて感覚的なものを皆が会得していたのですから。


MT車の運転はそれだけやることが多いので気の張りが緩まず集中力が維持されてました。

調査でもMT車に比べてAT車の事故率は二倍近く多いそうです。
よく「アクセルの踏み間違い」で店などに突っ込んでしまう事故のニュースを見ますが、やはり単純な操作は安心感を生み、気の緩みを作ってしまうのかもしれません。

人は便利に頼るとその分、能力的には退化してしまいますから。

 

そう考えると最近では自動運転車の開発も進んできてますが、この先どうなってしまうのでしょうか…?

 

もちろん事故防止の部分で機能が働く事は素晴らしく思うのですが、いずれ自動運転車が一般に普及した場面を思うと…

例えば狭い道でドライバー同士があうんの呼吸を合わせてすれ違う時などがあります。

曲がり角の手前では
「私はこっちに曲がるつもりですよ」
と指やウインカーで相手に知らせて先に行かせてもらったりするなど、人間のコミュニケーションで行ってる部分に関してはどこまで自動運転は対応出来るようになるのでしょう…

やはりAIで管理された車同士が信号を読み取り合うのでしょうか。


例えば通常であればドライバー同士が空気を読み合う狭い道…

「ワタシは真っ直ぐイコウとしている。でもワタシのドライバーは尿意が80%を超えているため、そこを曲がったコンビニに向かわせたい。アナタはイッタンそこで停止してホシイ」

「リョウカイ。アナタの尿意80%のドライバーを優先します。ワタシはここで一時停止シマス」

な〜んてやり取りの未来がもうそこまで来ているのではないでしょうか…?

(↑そんな余計な読み取り機能いるか!

…と思ったけど。昨今のスマートウォッチ等の機能など考えたら将来あながち…ね)

 


KS

 

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