プラスチックによる環境問題は我々地球に住む人間にとって深刻な共通テーマとなっていますよね。
レジ袋の有料化やプラ製品の配布を抑える動きがある一方、コロナ禍によるパーティション、フィルター、ガウンやマスクといった個人防護具から食品の個別包装に使用するパッケージ類など、結局プラスチックの廃棄量は変わらないように思います。
私達の日常には欠かせないものとなっているプラスチックは決して自然分解されず、半永久的に残ってしまうという問題点があります。
環境中に棄てられたプラスチックはやがて風雨にさらされ、日光の紫外線等の劣化によって細かく破砕されて海へ山へと広がる一方。
そう、恐ろしいのがそうやって5mm以下まで細かくなってしまい目に見えないほど小さくなってしまった『マイクロプラスチック』と呼ばれるもの。
これは驚くことに、もはや空気中や雨、魚介類、そして標高1,400メートルの山からも見つかっているそうです!
多摩川河口で生物調査を行ったところ、ハゼ、貝類、蟹など全ての生物からマイクロプラスチックが検出されたそうです。
全てのプラスチックは、遅かれ早かれマイクロプラスチックになってしまうのです。
そもそも、元々小さく洗濯で流れ出る化学繊維、歯磨き粉や洗顔スクラブに使用されている『マイクロビーズ』なんてのもあるそうですので、
もうどこを取っても何をしても私達はプラスチックゴミを出してしまうのです、、
それらは下水処理場で処理し切れず、自然界や私たちの生活の中に再び入り込み、アメリカの調査では水道水のうち94.4%から繊維状のマイクロプラスチックが発見されているそうです。
我々は海に溶け込んだ『それらを食べた魚』を食べ・・
大気中に含まれたそれらを吸い込み・・
いつの間にやら私達はプラスチックを摂取しながら生きているというのです。
すでに人間の糞便からも検出済みなのだそうです。
その恐ろしい事実として
そうやって私たちが食べているマイクロプラスチックの量はなんと・・
『10日間でクレジットカード2枚分』なのだそうです。
! ! !
嫌ぁ~~ッ!
いつ食べたのか?、
そんなに?、
カード二枚分って、、
それ溜まったポイントはどうなっちゃうの!
(↑そういう問題ではない)
せめて梅ジャム塗って挟んでよ!
(↑駄菓子みたいにすな!)
10日間で2枚って事は一か月で・・6枚!!
6枚ですって・・
…………
……
ソースも梅ジャムもつけずに。
(↑だから味の問題か!)
更にそれらを一年で換算すると・・
なんと…
……
なんと『ヘルメット1個分』になるそうです。
! ! !
へ、ヘルメットて!
一年で一個、
ヘルメット食べてるって!
…………
……
それってフルフェイス?
いや、せめて・・
せめてスイカ柄のやつにして欲しい。
(↑柄の問題か!確かにたまに見るけど)
…… …
このように知れば知るほど戻れない現実に打ちのめされます。
プラスチックは分解に400年〜1000年以上かかるのだとか。。
これはもう『誰かに話したい話』ではなく、
『誰かに話さなければならない話』だと思うのです。
多くの人で共有しないと。
最近では『マイクロカプセル』という、柔軟剤などの香りを封じ込めるプラスチック素材の微小なカプセルによる『香害』(香りによる頭痛や吐き気。シックハウス症候群などと似た症状)というのもあるそうな。
洗剤にも香りがあるのだから無理に香らせなくていいのに・・
私達に出来る事はマイバッグやマイボトルを持ち歩きビニール袋などの使用を減らすなど、当たり前の事から気を付けるしかなさそうです。
せめてこの先、ヘルメットを2つも3つも食べるような未来にならないよう、皆で心掛けていけたら…と思うのです。
KS
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