先日はレクリエーションで利用者さんの皆さんと荒川遊園地に行って来ました。
考えてみたら遊園地なんて何十年振りでしょう…
童心に帰った様に皆さんも終始楽しんで下さいました。
荒川遊園地は区で運営している遊園地。
今年の4月にリニューアルオープンしたとあって園内はとても綺麗で、家族連れなどが安心して遊べるような雰囲気の良い所でした。
ジェットコースターは整備中とかで動いていませんでしたが、観覧車や空中自転車などのアトラクションを楽しみ、動物エリアではカピバラやミーアキャットなどを観る事が出来、触れ合いコーナーでは羊やウサギ達と触れ合う事が出来ました。
その日は久々に暑い日だった事もあり、カンガルーは客の事などお構いなしで影の下に集まり、寝そべって目を細めて涼むばかり(笑)
「あんなふうに人の事などお構いなしに過ごしてみたい…」
と思わせる癒やしがありました。
利用者さんの一人がエサを買ってヤギ達に近づくと、エサ受けごと弾き飛ばされるほどのガッツキに圧倒されていました。
安全な草食動物も「食う」事への貪欲さには人間も押されてしまう訳です。
「あの生に対する渇望。あんな純真に己の欲望に生きれたなら…」
と思わされる程です。
アトラクションに乗って手を振り合ったりと、楽しく過ごしていく中で私はふと、子供達がぴょんぴょんと飛び跳ねている丘のエリアがあることに気を取られました。
丘全体がトランポリンのような仕組みになっているらしく、お子さん達は楽しそうに飛び跳ねているのです。
私は羨ましそうにその丘を眺めました。
『ふわふわドーム』というコーナーらしい。
あぁ…あの丘で飛び跳ねたい…
何十年とやっていないが、あの丘の頂点からバク宙をキメてみたい…
きっとあのふわふわドームでならその夢が叶いそう…
あの知らない子供達を押しのけて、ふわふわドームの丘の頂点から後方回転宙返りをキメてみたい…
(↑こらこら)
重くこの身に伸し掛かけられた重力から開放され、あの果てしない大空に向かい大きな弧を描きたい…
そんな気配を察してか、利用者さんから
「KSさん、あそこ行ってみましょうよ(笑)」
と面白おかしく声を掛けられたのですが、私は苦渋の宣告を告げるしかありませんでした。
「いや…駄目です。
駄目なんです…
だって対象年齢は3~12歳だから」
………
何故だろう…
子供達は放っておいても自由に過ごせる環境にあるのだから、むしろ不自由な拘束に準じて生きる大人達にこそ『ふわふわドーム』は解放されるべきではないのだろうか…?
子供達はそこら中で勝手に飛び跳ねる事は出来るでしょうが、長年に渡り老廃物を溜め込んだ大人のくたびれた身体には『ふわふわドーム』がなければ飛び跳ねる機会は無いのではないでしょうか…?
どうして私達には『ふわふわドーム』が無いのでしょうか…?
(↑無いっての!諦めなさいよ)
もう暫らくすればどーせ魂はふわふわと雲の上に行くのだから「それまで待て」と言うのでしょうか…?
(↑楽しい遊園地で考える事か!)
とまぁ、そんなおふざけを思いつつ、、
心地よく程よい疲れで一周する事が出来る荒川遊園地。
ちょっと広めの公園に散歩に行くような感覚で遊びに行けると思いますので、興味を持たれた方は是非一度足を運んでみて下さい!
KS
最後までご覧いただき有難うございます。
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